2007/07/05 (木) 22:51
舞妓さんてホントに「どすぇ」って言う?〜『ハッスル』
![]() | ハッスル 1 (1) 一色 まこと (1996/06) 小学館 この商品の詳細を見る |
《本の紹介》
林田鈴は「鈴太」という源氏名の祇園の舞妓。でも本当は、「リンダ」というリングネームで女子プロレスラーになりたいと思っている。だから、ついお客にプロレスの技をかけたりしてしまう。それでも多くのお客や舞妓仲間に好かれていて、いつもあちこちのお座敷にひっぱりだこ。
そんなリンダが女子プロレスラーに憧れるのには訳があった。それは、彼女の悲しい過去に由来する。
『ピアノの森』もそうだが、主人公の生育環境がとても過酷。それでも持ち前の明るさと逞しさ、そして心を支える「何か」を見つけて、自分の未来を切り開いていく。その何かが、カイの場合はピアノで、リンダの場合はプロレスだった。
『ピアノの森』に比べると、内面の苦悩や葛藤はあまり描かれず、どちらかというと体力と根性で直向きに頑張っていく感じ。
2007/07/01 (日) 23:42
青春ってかんじ〜『出直しといで!』
![]() | 出直しといで! 2 (2) 一色 まこと (2003/08/07) 講談社 この商品の詳細を見る |
《本の紹介》
落ちこぼれ高校生の茜と優等生の土屋との恋愛を中心にしたラブコメ。ベタな設定や台詞に時代を感じるけれど、誰かを好きになってドキドキしたり傷ついたり、コンプレックスを抱えて悩んだり投げやりになったりする気持は、現在の高校生にも届くと思う。
今思うと微笑ましくなるけれど、あの頃は真剣だった。
この巻では大福の小さな恋心に感情移入。
2007/06/23 (土) 22:12
秀才の苦悩〜『ピアノの森 14』
![]() | ピアノの森 14 (14) (モーニングKC) 一色 まこと (2007/06/22) 講談社 この商品の詳細を見る |
《本の紹介》
ショパンコンクール第一次予選は続く。
ショパコンが始まってから、ますます登場人物が増えてきた。カイの頭の中を掻き回すほどの衝撃を与えたパン・ウェイ。メンタル面が繊細なレフ・シマノフスキ。華やかなスター(でも意外と良い奴?)カロル・アダムスキ。何だかお茶目な双子のアン兄弟。
本選に向けての人物紹介が中心になって、ちょっとストーリー的に中だるみかな、と思っていたら大間違い。第一次予選5日目、ついに雨宮が登場し、彼の苦悩と緊迫感のあるピアノ演奏によりまたまた盛り上がってきた。
ピアノの音が聞こえる訳でもないのに、雨宮のノクターンが私の胸を打つ。
2007/05/22 (火) 23:07
音楽の時間〜『ピアノの森』
![]() | ピアノの森―The perfect world of KAI (1) 一色 まこと (2005/04/14) 講談社 この商品の詳細を見る |
《本の紹介》
自由奔放な「天性のピアノ弾き」一ノ瀬海とピアニストの息子「秀才」雨宮を中心に物語は進む。そして、かつて「天才ピアノスト」と呼ばれた阿字野はカイのピアノに出会い、カイはショパンに出会った。
次第にピアノを弾く喜びに目覚めるカイ。
自分の感情を音楽で奏でることは、きっと幸せで心地よいことなんだろう。少年たちのピアノはそんなことを思わせる。
2007/05/14 (月) 19:06
お化けなんて怖くない〜『花田少年史』
![]() | 花田少年史 (1) 一色 まこと (2002/10/03) 講談社 この商品の詳細を見る |
《本の紹介》
今だって人生は自分の思い通りに行かないけれど、昔はそれ以前にどういう人生を送るか、という選択すらままならなかったんだろう。自分の意思とは無関係に生き、そして死んでも成仏できない幽霊たち。彼らを助ける一路の活躍に笑ったり心打たれたり。




