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2007/09/24 (月) 11:33

なんだっけ?〜『豆腐小僧双六道中ふりだし』

豆腐小僧双六道中ふりだし 豆腐小僧双六道中ふりだし
京極 夏彦 (2003/12/20)
講談社

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《本の紹介》
豆腐を盆に載せてただ立っているだけの妖怪、豆腐小僧。
とってもお馬鹿さんで、豆腐と共にぷるぷる震えているような妖怪が、自分のアイデンティティーを探し求める物語。

これを読めば、幽霊と妖怪の違いについての著者の解釈が良く分かる。といっても、主人公の豆腐小僧から見て取れるように、おどろおどろしさは全くないし、講談調の語り口も軽快なので、妖怪初心者(?)でも楽しめるのでは。

よく、これと『どすこい(仮)』が並べて紹介されているようだが、私は全く趣の異なる本だと思う。確かに、京極堂シリーズなどと比べると同じカテゴリに分類されてしまうのだろう。でも私は、『どすこい(仮)』は、著者のお遊びに付き合わされているようで、なかなか頁が進まなかったのだが、この『豆腐小僧』には引き込まれたし、笑いどころも考えどころも多かった。

以前、『家守綺譚』の紹介で、「現代では河童も桜鬼も現れにくくなった」というようなことを書いたが、この本でもそれに通ずる現代社会への警鐘が見て取れる。

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